2025.06.04
「え!こんなことまで?」想像を超える「新型カスハラ」実例TOP5を初公開|雇用クリーンプランナー
一般社団法人クレア人財育英協会(所在地:東京都千代田区、代表理事:酒井 康博)は、全国から寄せられた相談・報告の中から特に衝撃的なものを再構成し、「カスハラ実例TOP5」として初公開しました。
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000260.000118219.html
単なる“モンスタークレーム”にとどまらず、「感情の演出を強要する」「善意の顔をした支配」など、これまで名指しされづらかった「静かな暴力」が職場を脅かしています。本発表は、そうした新型ハラスメントの輪郭を社会に広く共有し、心理的安全性を守る第一歩となることを目的としています。
■ 衝撃のカスハラ実話 TOP5
第1位:『あの子じゃなきゃ買わないから』 ― 接客逆指名ハラスメント
地方都市の書店で、高齢男性が「レジは“あの女の子”じゃなきゃダメ」と主張。対象スタッフが休みだと知ると「何のために来たと思ってんだ!」と怒鳴り、他スタッフを罵倒。女性本人には「俺にだけ優しくしてくれ」と要求し続け、次第に出勤を避けるように。
※指名は自由、でも断れない現場には“支配”が潜む。
第2位:『お前の顔で弁償しろよ』 ― 顔面・態度批評型ハラスメント
コンビニ勤務の男性スタッフに対し、客が「態度がムカついた」と言いがかり。後日、同客が「顔が気に入らない」とレジを蹴って暴言。「そういう顔のやつは接客やめろ」と他客の前でも罵倒。店側はやむなく配置転換。
※「顔つき」で人格を裁く社会の恐ろしさ。
第3位:『笑ってるけど心がこもってない』 ― 感情の演出強要型ハラスメント
カフェの女性アルバイトに、常連客が「笑顔が雑」と指摘し、日ごとに「声が小さい」「お辞儀が浅い」と評価。感情演技の点数をSNSに投稿していた。
※「感情の質まで商品」になった時、何が人間らしさを守るのか。
第4位:『謝れよ、LINEで』 ― SNS・私的チャネルへの引き込み型ハラスメント
家電量販店スタッフが名刺を渡した後、LINEで「態度が悪かった。謝罪して」と連絡が届き、その後も執拗にメッセージが。企業がブロックしても別アカウントで再接続。
※ハラスメントは「会社の外」にも追ってくる時代へ。
第5位:『この人、子ども産まないの?』 ― ライフスタイル詮索型ハラスメント
30代女性スタッフに対し、年配女性客が「結婚してるの?」「子どもいないの?」と詮索。「女として終わってる」と暴言。他客の前で「こんな人が服売ってるなんて」と中傷。
※“プライベート”を無断で暴き、「商品価値」で人を測る暴力。
【調査概要】
- 調査期間:2025年4月1日〜2025年5月31日
- 調査方法:当協会公式サイト・SNS経由での問い合わせ等
- 調査対象:10代〜70代の接客・サービス業従事者および一般回答者
- 有効回答数:100件
- 実施機関:一般社団法人クレア人財育英協会(自社調査)
■ もはや「怒鳴らない」から安全とは言えない
近年のカスハラは、「親しみを装った支配」「感情の採点」「SNSでの晒し」など、見えづらく、断りづらい新型ハラスメントへと進化。被害者は違和感を抱え込み、メンタル不調・離職に至るケースも多発しています。今、社会全体で「カスハラの定義」と「拒否する権利」の再設計が求められています。
■ クレア人財育英協会の取り組み:「雇用クリーンプランナー」資格の普及
当協会は、職場のハラスメント予防に特化した資格「雇用クリーンプランナー」を運営しています。パワハラ・セクハラの基礎に加え、人間関係の違和感を捉える感性と実践力を養成。すべてオンライン完結で、500名超が全国で活躍中です。