2025.07.01
「財界21世紀会」に参加しました|雇用クリーンプランナー
一般社団法人クレア人財育英協会は、財界21世紀会に参加いたしました。
「財界21世紀会」は、日本の経済界や学術界、官界などの有識者が集い、未来志向の視点から社会課題や経済の在り方について議論・交流を深める勉強会・交流会形式の民間フォーラムです。
プラチナ構想ネットワーク会長であり、東京大学第28代総長を務められた小宮山宏氏をゲストに迎え、テーマ「世界中で分断が広がる中、持続可能な“新しい資本主義”へ」が開催されました。
講演では、日本が直面する資源・人口・環境の複合的な制約を「課題先進国としての強み」と捉え、新たな社会モデルとしての「プラチナ社会」が提起されました。
プラチナ社会とは、地球環境の持続可能性を前提としながら、すべての人が豊かに、そして自己実現しながら生涯成長できる社会を目指す構想です。
一般社団法人プラチナ構想ネットワーク:https://platinum-network.jp/
具体的には、
「資源自給(再エネ・都市鉱山・バイオマス)」
「生涯成長(あらゆる世代が学び続ける社会)」
「住民出資(地域住民が基盤産業に関わる経済モデル)」という3本の柱に基づき、森林、エネルギー、健康、人材、観光の5つの分野で産業イニシアチブが進行していることが紹介されました。
本講演は、当協会が掲げる「働きやす社会を創る」というビジョンとも重なり、特に「生涯成長」や「人材を起点とする地域共創」といった視点において、大いに共鳴する内容でした。
また、小宮山氏が強調された「単独では難しい変革も、地域や企業が連携・集積することで制度や社会構造さえ動かすことができる」というメッセージは、当協会が展開するリスキリング支援や地域教育支援にも通じる力強い後押しとなりました。
今後も、当協会はこのような知見やネットワークとの対話を通じて、地域と人材の可能性を広げ、持続可能な社会の実現に向けて歩みを進めてまいります。