協会サポーターのご紹介
2024.10.16
ブラック企業経験から、
自由に働ける環境を作る
先駆者になりたかった
関友里華 氏
Beauty Japan BAY globalファイナリスト
まず関さんについて自己紹介お願いします。
私は理学療法士として働きながら、WEBコンテンツ作成やスタートアップ支援など様々な仕事を行う複業家(パラレルキャリア)として活動しています。
今まで正社員として子育てと仕事を両立させていましたが、自由な働き方を求めて副業を開始。
副業開始から2年後に開業届を出してフリーランスになりました。
現在では、リハビリの仕事も3法人と契約し、リハビリ以外でも自分のスキルを活かせる仕事をマルチに行っています。
複業家になって1番良かったのは自分を信じられるようになったこと。
ハラスメントに悩んでいた時とは違い、「もしこの仕事がなくたって、他のところで働けるから大丈夫」という安心感は大きいですね。
そして複業家として働くうちに、個人でのお仕事がどんどん増えていきました。
2024年8月にはコンテストにも出てみたり…。
とにかく今は色々なことに挑戦できる状況が楽しくてたまりません。
どうしてハラスメントにあったのですか?
おそらく女性であることと、子育て期間だからという理由が1番でしょう。
1番最初のトラブルは新婚の時でした。
結婚して遠方に引っ越したので、仕事を辞めました。
そして就職しようと思ったら「新婚女性なので休みやすいように非正規雇用にしましょうか」と面接で言われたことがあります。
正規雇用の面接だったのに…?とびっくりしつつ、「そんなもんか」と非正規雇用で勤めることに。
その後、その職場は色々あり退職し、子供を産んでから再度就職しようと大きな病院へ応募します。
一次試験は20名ほどの受験者に対し、6名通過。
私は女性で唯一通過しました。
その後の面接では子供の面倒を見るのは誰か、夫はどのくらい家事ができるか、義理の母はどのくらい家事をやりに来るのか、など私に関係のない質問ばかり。
嘘をついてはいけないので、「我が家は頼れる実家がないため夫婦二人で子供を育てています」と伝えたんですよね。
当然、不採用でした(笑)
その後はパワハラも経験しましたし、給料未払いや休憩時間が与えられないなどのそもそも労働基準法に違反した職場にも勤めました。
今となっては、おいしいネタですけど当時は本当に絶望。
ありえないくらいブラック企業のオンパレードです。
ハラスメントってダサいのに、なんでなくならないのだろうか?
当事者として、なぜハラスメントがなくならないと考えますか
ハラスメントを行えば自分の思うように世の中が進むと勘違いしちゃってるんでしょうね…。
一度成功体験になってしまうと、人はなかなか違う道を歩めません。
ハラスメントにより自分の思いが通ってしまった人も、ある意味被害者と言っても良いのかも。
あとは職人気質だとハラスメントなんて日常茶飯事だから麻痺するのかもしれませんね。
「俺らの時代はこんなもんじゃなかったぞー!」って漫画みたいなセリフ、本当にありますから。
でも時代って変わります。
今ポケベル便利っていう人います?
籠に揺られて移動する社長知ってますか?
スマホに便利さは勝らないし、新幹線で快適に移動できますよね。
そういうことです(笑)
時代に合わせていかないと、いずれ自分の肩身が狭くなるでしょう。
ハラスメントって、やっぱりダサい。
そういう認識がもっと一般的になればいいのにと思います。
当事者として、なぜハラスメントがなくならないと考えますか
ハラスメントの相談先とペナルティがわかりにくいのも原因かなと思いますね。
そもそもハラスメント相談窓口に相談してる人見たことない。
私も一回相談してみたけれど、チャットボットと話してんのかってくらい形式的で…。
本音で相談しようとはとうてい思えませんでした。
それよりも身近な先輩や同僚にまず相談するのが自然です。
そして相談された人もどのようにハラスメントを扱って良いかわからないから、その場で本人を慰めるしかない。
そこで雇用クリーン認定を目指して、全員がハラスメントの知識がある状態にするのが理想です。
そもそもそんな企業でハラスメントが起きないというツッコミは置いておいて…。
相談された人がどのように対処したら良いかわかれば、各々相談しやすい頼れる人に話します。
そのまま解決!
まさしくスマートでクリーンな環境ですね。
そんな夢のような職場が増えて、働きやすくてひとりひとりのスキルが輝く世の中にしたいです。
知識が私を守ってくれました、そして強くなった。自信に満ちた人間は無敵です(笑)
雇用クリーンプランナーを自主的に受験した理由はなんですか?
自分の想いとの答え合わせでした。
納得がいかない対応、強さに負けた事実、言い返せなかった未熟な自分、全てにおいて正しい知識が伴えば今後は悔しい思いをしなくて済むと感じたのです。
「自分のモヤモヤは間違っていなかった」そう思えたら、なんか前向きになれるじゃないですか。
私は泣き寝入りが嫌いなんです。
だって、当時ハラスメントをしていた人たち、私なんてこれっぽっちも覚えていませんよ。
こっちは嫌な思いして一生忘れないのに、相手からは忘れられる。
悔しすぎませんか?
だったら知識を身につけて世論を味方にする。
ハラスメント加害者の虚像の影響力に負けない、真の影響力の方が勝る形にしてやろうと思っています。
実際に、労働トラブル相談士(現雇用クリーンプランナー)を取得してTwitter(X)をしていたらこのようにクレア人材育英協会と繋がれました。
影響力は徐々に広がっていると実感しています。
私ではなく、雇用クリーンプランナーそのものの影響力です。
今後さらに影響力は増すでしょう。
だったら、ハラスメントで理不尽な思いをしたみなさんで雇用クリーンプランナーを取得して認知拡大し、本来の力を発揮できる世の中にしましょう。
個人が雇用クリーンプランナーを取得するメリットはなんですか?
勇気が持てて、行動的になれることが最大のメリット。
勇気と知識があれば、社会を変えるのは簡単です。
まず初めに、このような考え方があったら捨ててください。
「たったひとり頑張ったところで何も変わらない」
こう考えるのであれば、あなたはもうハラスメントの本当の毒にやられています。
無力感という非常に強力な毒です。
その毒を取り除くのはたった少しの勇気。
勇気を出して行動してみませんか?
ひとりでも本気でハラスメントに立ち向かおうとすれば、周りは見ています。
あなたの味方になります。
味方はどんどん増える。
だって、正しいことをするんでしょう?
ハラスメントに悩んでいる人はあなただけではありません。
ハラスメントを防ぎたい人も、あなただけではない。
それなら、まずは自分から動いてみてください。
きっと小さな勇気が大きなムーブになってあなたの周りが変わっていきますよ。