2025.08.04
相談できない…をなくす社内窓口の作り方|雇用クリーンプランナー
相談できない…はなくなるのか?
「窓口はあるのに誰も相談に来ない」──そんな悩みを抱える企業は少なくありません。本記事では雇用クリーンプランナー(KCP)の視点を交え、相談しやすい社内窓口を構築・運用するための実践ポイントを解説します。
ゴール:相談件数ゼロを「問題なし」ではなく「機能不全」と捉え、社員が安心して声を上げられる仕組みをつくる。
なぜ相談が集まらない?──よくある3つの壁
- ① 信頼不足:担当者が守秘義務を徹底しているか不明で、情報漏えいが不安。
- ② 相談経路が面倒:窓口がメールのみ・紙申請のみなど、ハードルが高い。
- ③ 報復への恐れ:相談後に人事評価や人間関係へ悪影響が出ると感じている。
ポイント:これらの壁を取り除く施策をセットで導入することが重要です。
STEP1:役割と権限を明確にする
相談担当者が「何をどこまでできるのか」を明文化すると、社員は期待値を正しく持てます。
- 相談対応のフロー図を作成(受付→初期対応→調査→報告)。
- 守秘義務を誓約書で明示し、徹底。
- 必要に応じて外部専門家(社労士・弁護士)との連携範囲を示す。
STEP2:複線化+匿名化で「話しやすさ」を担保
窓口は最低2ライン設置が理想。直属上司を避けたいケースに対応できます。
- 社内窓口A:人事・総務部(対面/メール/内線電話)
- 社内窓口B:雇用クリーンプランナー取得者(チャット/Webフォーム)
- 外部窓口:提携社労士による匿名ホットライン
チャットツールやGoogleフォームで匿名投稿を受け付けると、相談件数が約2.5倍に増えた事例もあります。
STEP3:フィードバックと改善で信頼を積み上げる
相談件数が増えても、解決までの道筋が見えなければ信頼は得られません。
- 進捗共有:相談者へ「受付→調査→完了」までのステータスを随時通知。
- 月次レポート:件数・対応傾向・改善策を全社共有(個人情報はマスキング)。
- ルール改善:相談内容をもとに就業規則・行動指針をアップデート。
雇用クリーンプランナーができるサポート
- 相談フロー図の設計とマニュアル整備
- 匿名フォームの構築とガイドライン策定
- 担当者向けヒアリング研修(ロールプレイ)
- 改正法対応のチェックリスト提供
「窓口はあるが機能していない」と感じたら、まずKCP取得者を中心に改善プロジェクトを立ち上げるのが近道です。
まとめ:相談窓口は「設備」ではなく「文化」
ハラスメント相談窓口の真価は、社員が安心して声を上げ、組織が学習し続ける文化を育むことにあります。
雇用クリーンプランナーは、その文化を形にする伴走者です。今日紹介した3ステップをもとに、まず「相談件数ゼロ=機能不全」という認識を全社で共有するところから始めましょう。
FAQ
相談内容の秘密は守られますか?
窓口担当者には守秘義務誓約を義務付け、外部専門家と連携する際も個人情報を匿名化します。
相談後に報復人事が起こらないか心配です。
就業規則で『報復禁止』を明記し、違反時の処分を定めることで抑止力を確保します。
窓口担当者は何名配置すれば良いですか?
目安は従業員50~100名につき1名。複線化を優先し、担当者同士で相互フォローできる体制が望ましいです。
