2025.07.17
ハラスメント防止までが「健康経営」──心と組織を守る最新アプローチ|雇用クリーンプランナー
従業員の健康を〈経営課題〉として捉える「健康経営」は、いまや単なる福利厚生を超えた〈企業価値向上策〉として定着しました。2025年版ガイドブックでは「人的資本」と「社会関係資本」を両輪で伸ばす視点が強調され、ハラスメント防止が不可欠な要素として明記されています。
■ 1. 健康経営とハラスメントの相互作用
パワハラやセクハラはメンタルヘルス不調の主要因であり、離職・医療費・生産性低下を招きます。逆に、心身の不調がコミュニケーション摩擦を増幅させ、ハラスメントを誘発するケースも報告されています。
つまり「身体(フィジカル)・心(メンタル)・関係性(ソーシャル)」の3領域を統合してこそ、真の健康経営が成立します。
■ 2. 健康経営優良法人・銘柄の評価ポイント
- 2025年の評価基準に「メンタルヘルス指標」と並び〈ハラスメント相談体制〉が追加。
- 相談窓口の設置・相談件数の公開が「見える化」項目として重視。
- ストレスチェックとハラスメントデータのクロス分析が推奨。
■ 3. ハラスメント対策を含めた健康経営のROI
| 効果指標 | 導入前 | 導入3年後(平均) |
|---|---|---|
| 離職率 | 7.5% | 4.8%(▲36%) |
| プレゼンティーズム損失 | 年38万円/人 | 年27万円/人(▲29%) |
| 医療費(健保データ) | 100% | 92%(▲8%) |
※厚生労働省・経済産業省が公開している「健康投資管理会計ガイドライン」や 健康経営優良法人の事例集、並びに民間調査レポートに掲載されている〈平均的な改善幅〉を、分かりやすい目安として再構成した参考値
■ 4. 健康経営×ハラスメント防止 5ステップ
- トップ宣言:「ハラスメントゼロ」を含む健康宣言を社内外へ発信。
- 現状診断:ストレスチェック高ストレス部署とハラスメント相談件数をマッピング。
- 施策設計:運動・食事・睡眠プランに「ハラスメント研修」「相談窓口強化」を組み込む。
- 実行&支援:管理職に〈指導と配慮〉のロールプレイ研修、産業医・社労士と連携した窓口運営。
- 効果測定:離職率・医療費・相談件数の推移を公開し、健康経営優良法人認定を目指す。
■ 5. 雇用クリーンプランナーで専門性を補完
ハラスメントゼロ文化の定着には、法的知識と現場対応力を持つ人材が欠かせません。
雇用クリーンプランナーは、パワハラ防止法を含む100類型のハラスメント対策とメンタルヘルス対応を体系的に学べる国内初の専門資格。相談窓口の権威付けや社内研修の内製化に最適です。
■ まとめ──「心身の健康」と「リスペクト文化」を両立
健康経営は〈運動・食事・睡眠〉だけでは完結しません。
ハラスメント防止=心理的安全性の確保を核に据えることで、従業員のウェルビーイングと企業の競争力は同時に高まります。
今日から「相談窓口の整備」「ストレス×ハラスメントのデータ連携」を始め、真の健康経営を実践しましょう。
