2025.07.16
主要ハラスメント27種類を完全網羅──定義・事例・法律・対策を一気に学ぶ決定版|雇用クリーンプランナー
パワハラ・セクハラという言葉が一般化してから30年。「ハラスメント」はいまや職場を超え、学校・家庭・医療・SNSなど生活のあらゆる場面で問題化しています。
しかし種類が多すぎて「どれがどんなハラスメントなのか」「どう線引きするのか」が分かりにくいのも事実です。
そこで本記事では、最新ニュースと法令に登場する主なハラスメント27種類を完全整理。
カテゴリ別の特徴・典型事例・法的リスク・一次対応フローをまとめました。
あなた自身が「知らずに加害者」「泣き寝入りの被害者」にならないための参考にしてください。
■ 1. 職場・ビジネスで注意すべきハラスメント12選
| No. | 種類 | 主な行為 / キーワード | 関連法・指針 |
|---|---|---|---|
| 01 | パワーハラスメント(パワハラ) | 叱責・仕事妨害・過大/過小な要求 | 労働施策総合推進法/指針 |
| 02 | セクシュアルハラスメント(セクハラ) | 性的言動・容姿侮辱・性的関係強要 | 男女雇用機会均等法 |
| 03 | マタニティハラスメント(マタハラ) | 妊娠・育休取得者への不利益 | 育児介護休業法・均等法 |
| 04 | ケアハラスメント(ケアハラ) | 介護休業取得阻害・昇進差別 | 育児介護休業法 |
| 05 | リモートハラスメント(リモハラ) | 深夜チャット・常時カメラ監視 | 労基法(労働時間管理) |
| 06 | アルコールハラスメント(アルハラ) | 飲酒強要・一気飲み | 安全配慮義務・刑法(暴行) |
| 07 | サイレントハラスメント | 無視・情報遮断・孤立化 | パワハラ指針(精神的攻撃型) |
| 08 | モラルハラスメント(モラハラ) | 皮肉・嘲笑・人格否定 | 民法(不法行為) |
| 09 | カスタマーハラスメント(カスハラ) | 土下座要求・長時間クレーム | 改正労推法(2026予定) |
| 10 | ドクターハラスメント(ドクハラ) | 医師が患者を威圧・嘲笑 | 医師法・医療法 |
| 11 | エイジハラスメント(エイハラ) | 年齢差別「ゆとりだから」「昭和か」 | 高年齢者雇用安定法 |
| 12 | ジェンダーハラスメント | 性別役割押し付け「男なのに泣くな」 | 均等法・パワハラ指針 |
■ 2. 学校・スポーツで起こるハラスメント
- アカデミックハラスメント(アカハラ):研究データ搾取・学位遅延。
- スクールハラスメント(スクハラ):教師・同級生による体罰や差別発言。
- スポーツハラスメント(スポハラ):体罰・過度練習・勝利至上圧。
- モンスターペアレントハラスメント(モンペハラ):保護者の過剰要求。
- 就活ハラスメント:面接時のセクハラ・圧迫質問。
■ 3. 家庭・医療・公共で注意するハラスメント
- ドメスティックバイオレンス(DV)
- パワーアカハラ(親パワハラ):親が成人子どもへ就活強要。
- ケアハラスメント(介護家族版):介護者への暴言・暴力。
- ドクターハラスメント:医師→患者の威圧や差別。
- 公共ハラスメント(パブハラ):公共施設での迷惑・差別言動。
■ 4. デジタル・SNS時代のハラスメント
| 種類 | 具体例 | 法的リスク |
|---|---|---|
| オンラインハラスメント | 晒し・叩きツイート | 名誉毀損・侮辱罪(改正刑法) |
| デジタルセクハラ | リベンジポルノ | 私事性的画像記録法 |
| AIハラスメント | ディープフェイクで捏造 | 肖像権・不正競争防止法 |
| リモハラ | オンライン会議での容姿批判 | パワハラ指針 |
| SNSモラハラ | 「既読無視」「グループ外し」 | 民法(不法行為) |
■ 5. 法律・罰則早見表
主要ハラスメントに関連する法律・ガイドラインを一覧化しました。就業規則作成や研修資料にご活用ください。
- 労働施策総合推進法(パワハラ防止義務)
- 男女雇用機会均等法(セクハラ・マタハラ)
- 育児・介護休業法(ケアハラ)
- 刑法(暴行罪・侮辱罪・強制わいせつ罪 ほか)
- 改正侮辱罪:SNS誹謗中傷の厳罰化(2022〜)
- 私事性的画像記録法(リベンジポルノ防止)
- スポーツ庁ハラスメント防止ガイドライン
- 文科省アカデミックハラスメント防止指針
■ 6. 3者別『黄金の48時間ルール』
被害者:①安全確保 → ②証拠保全 → ③相談窓口へ連絡(書面で)
行為者(指摘を受けた側):①事実確認 → ②即時謝罪・行動停止 → ③第三者調査に協力
組織(学校・企業):①通報受付48h以内に面談設定 → ②7日以内に一次調査 → ③30日以内に処分・再発防止策公表
■ 7. 雇用クリーンプランナー活用例
- 相談窓口の一次対応者を全員資格取得 → 法的リスクを即判断
- 実例ドラマ教材を部門研修に転用 → 研修コスト▲60%
- 資格保有率をCSRレポートで開示 → 企業ブランド向上・採用強化
■ まとめ──「知識・仕組み・対話」でハラスメントゼロへ
ハラスメントは知らないうちに生まれ、放置すると組織と人生を蝕みます。
今日からできる3つのアクションは以下の通りです。
①本記事の一覧を保存し「知らなかった」を防ぐ
②規程と窓口を整え「見える化」する
③対話とロールプレイ研修で「お互いの境界線」を体感する
職場でも学校でも家庭でも、リスペクトが当たり前になる社会を一緒に築きましょう。
